猛暑日が続いていたある夜。
扇風機だけでは暑くて寝れなくなっていた。
私の部屋にだけクーラーがなく、
夏になるとクーラーのあるリビングで寝ている。
しかし、まだ6月なので自分の部屋で寝たかった。
暑くて寝れないよ。
この敷布が暑いんだよ!
冬から使っている敷布を妻に見せた。
それクールとかじゃない普通の敷布でしょ。
そりゃ暑いでしょ。
そもそもその敷布は、もっとぶ厚いと思って買ったらペラペラだったのよ。
心の声
「厚い敷布って事は冬用じゃないか!」
「しかもわざわざネットで調べて買ったという事は。。。」
俺用の敷布じゃないだろ?
そうよ。長男君が寒くないようにと思って買ったら、ペラペラだったんで、かわいそうだからあんたが使ってるのよ。
心の声
「え?誰がかわいそうなんだ?」
「長男か?俺か?敷布か??」
・・・・・・
まぁいいや。
タオル地の敷布があっただろ?
押し入れの引出しの中にあるんじゃない?
・・・・・・
それにしても、
心の声
「コイツ、熱帯夜が続く中、俺が言わなかったら、あったかいと思って長男のために買った敷布がペラペラだったから、寒い冬に俺に使わせて、そのまま夏も使わせようとしてたのか!!」
黙って2階に上がって引出しの中からタオル地の敷布を見つけた。
「あった。」
「これで少しは涼しくなるぞ!」
布団の敷布を変え、リビングに行き
敷布変えたぞ!
・・・・・・
なんか文句でもあるの?
心の声
「文句あるに決まってんだろ!」
暑いのになんで俺の敷布を変えないんだよ!
私は暑くないわよ。
そりゃお前はクーラーつけて寝てるから暑くないだろ!
俺は扇風機の生暖かい風を受けながら寝てるから暑いんだよ!
しかもタイマーが切れると風も来ないし。。。
・・・・・・・
なに私に文句言ってんの!
自分の事くらい自分でやりなさいよ!
そんなこと言うんなら
クーラーの部屋で寝かさないわよ!!
!!
いや、寝れないどころか、起きなくなるだろ!!