土曜日の朝。
今日はAM11:00に歯医者を予約していた。
朝起きて、顔を洗い歯を磨き、コーヒーを飲んで、一息ついて出掛けることにした。
天気予報を見ると、猛暑日になる予報になっていた。
「今日は35度になるのか!」
「暑い1日になりそうだな」
「今日はTシャツで出掛けよう」
1時間ほどして出掛ける準備を始めた。
また歯を磨き、髪を整えて、着替えようと思いTシャツを探した。
・・・・・・
「あれ?Tシャツがないぞ?」
自分の部屋にも次男の部屋にも着ようと思っているTシャツがなかった。
ちなみに次男の部屋はベランダがあり、日当たりが良いので、昔から洗濯物置き場になっている。
リビングも含め、思い当たるところを探したがTシャツは無かったので、妻に聞くことにした。
妻はキッチンで洗い物をしていた。
なあ、Tシャツがないぞ。
洗濯して畳んでおいたわよ。
・・・・・・
妻はいろんなところに洗濯物を置く癖がある。
取り込んだままの状態で置かれているものから、畳んだままの状態のもの、ちゃんと引出しに仕舞われているものまで。
だから一通り探して見つからない時は妻に聞くことになる。
どこに置いたんだ??
小さいソファの上に無い?
無いよ。
じゃ次男君の部屋は?
無かったよ。
おかしいわね。畳んだ記憶はあるわよ。
どこに置いたんだよ?
自分の部屋にもないの?
無いよ。
・・・・・・
しょうがないので、また2階にある自分の部屋と次男の部屋を探しに行った。
ふと、自分の部屋の前の廊下に捨てる洋服の箱が置いてあり、なんとなくその箱が目に入った。
「あれ?」
上から二枚目のTシャツの柄に見覚えがあった。
すぐにキッチンに行き、妻に文句を言う。
あったぞ!
どこにあったのよ?
俺の部屋の前に置いてある捨てる洋服の中だよ!
誰がそんなところに入れたのよ?
お前しかいないだろ!
・・・・・・
思い当たる節があるようだった。
こうやって、俺の服やズボンが無くなっていくんだな!
・・・・・・
なにエラそうに言ってんのよ!
だったらお前が洗濯しろよ!
もう一切洗濯はしない!
全部お前がやれ!
そういう話じゃないだろ。。。
分かったよ、あの箱もこれから探すようにするよ。