テレビで最新のゲームを紹介していた。
とてもきれいなグラフィック映像で臨場感のあるバトルゲームだ。
次男もこんなゲームが作りたいのかな?
こんなの作れるわけないでしょ!
次男は物心ついた時からゲームの虜になってしまった。
長男に買い与えた知育系のテレビゲームにはじまり、長男が成長するにつれてDS、Wii、プレステといつも隣でキャーキャー言いながら騒いでいた。
年中さんになる頃から自分もゲームができるようになり、大学生の今でも1日の大半はオンラインゲームをしている(涙)
俺たちが悪かったのだ。。。
小さい頃からやっていれば中学生くらいになったら飽きるだろうと。
任天堂やソニー、ゲームクリエイター達の仕事に対する情熱を甘く見ていたのだ。。。
中学はサッカー部(年中さんからサッカーをやっていて、親の手前もあってサッカー部に入った)
しかし、高校は好きな部活を選んでパソコン部に(ゲームをする為に)間違っても運動部には入る気はなかったらしい。
高校生になってすっかりオタクモードにスイッチが入った。
萌え系の漫画やグッズを机に並べ、アニメの街やコミケにも始発から出かける気合の入りようだった。
大学受験の時でさえ、ゲームを中心に生活していたので、さすがに頭にきて
おまえいい加減にしろよ!受験生が1日5時間もゲームしてんじゃねーよ!!
ゲームは1日1時間にしろ!その為に勉強しろ!
ゲーム無しだと廃人になると思い、1日の勉強時間を決めるのではなく1日のゲーム時間を決める事にした。
昔から要領だけはいいので、どうにか大学には受かった。
そしてパソコン部に入り、オタクモードまっしぐらな大学生活を送っている。
そんな次男だから何を考えてるか妻にはさっぱり分からない。
話しかけても「うん。」としか言わない。返事さえしない時もある。
そんな次男は子供たちにプログラミングを教えるバイトをしている。親からしたら唯一の救いだ。
ある日バイトから帰ってきて晩御飯の時。
次男、バイトで子供たちに何を教えてるんだ?
Unity
そもそも塾だったらお前が予習しないといけないんじゃないのか?
塾じゃないよ。みんなバラバラにゲームを作ってるんで、分からないところがあったら、教えてるんだよ。
超楽だなそのバイト。
そんなこと言ったって、あなたが分からなければ教えられないじゃん。
今の子たちのレベルだったら、ほぼ分かるよ。
他の先生たちは何してるの?
・・・・知らない。
知らないって事はないでしょ。バイト同士でも話するんでしょ。
うん。。。。ごちそうさま。
さっさと自分の部屋にこもる。
うん。じゃねーよ。
何も教えてくれない。出し惜しみしやがって!
出し惜しみではないと思うが。。。
そう言えば、この間2人でカレーを食べに行ったときに、将来何かになりたいって言ってたぞ。
3人でカレーを食べに行こうと誘ったが、その時妻は行きたくないと言って、次男と2人で食べに行った。
え、何になりたいって言ってたの??
ゲーム作りたいの??
システム系?
何だったかな?
システムが何とかって??
ゲームじゃないよな
なんだっけ??
忘れた。
おまえはポンコツか!!
早く思い出せ!なんて言ってたのよ!!
一緒に来なかったお前が悪いんだよ。