先日テレワークだった日。
全員仕事に出掛け、家には私しかいなかった。
キッチンに行くと
テーブルの上にクリームパンが2つ置いてあった。
「お！クリームパンだ」
「なんか美味しそうなヤツだな」
「２つかぁ。。。」
2つしか無いという事は、
子供達がお腹が減った時に食べるように妻が置いたという事だ。
・・・・
・・・・
「食べよう」
「ちょうど小腹も減ったし」
「私に食べてほしいとクリームパンが言っている気がする」
ひとつ手に取り
「しあわせを届けるくりぃむぱん」かぁ
きっと食べたら幸せになるんだろうなぁ
袋を開けて食べた。
うん。おいしいい。
クリームも甘すぎず、パンもふっくらしてておいしいな。
小腹を満たすにはちょうどいい量だ。
クリームパンを食べ終わり、仕事に戻った。
夕方、早出の長男が帰宅し、
夜になって、19:00に妻が帰宅した。
ただいま。
おかえり。
あー疲れた。
妻がカバンを置き、着替え始めた。
今日はテレワークだったんでしょ？
晩ご飯作ってくれるのよね？
ああ。後で作るよ。
妻は着替え終わり、キッチンの方へ行った。
お腹が減ったわ。なにか食べよ。
あ、クリームパンが1個残ってる。
・・・・。
でもこれは子供の分だから、
お茶づけでも食べようかしら。
・・・・
妻が振り返って、
まさかお前食べてないだろうな？
・・・・。
心の声
やばい！
ここは上手く切り抜けないと！
お腹が減ってるんなら食べれば？
クリームパン。
・・・・・
食べたか？聞いてんのよ！
・・・・
・・・・
少しだけ。
なによ！少しって！
1個食べただろ！
・・・・
いや、少しだけ。
うそつくな！
なんでお前が食べるんだよ！
うううう。
なんで俺は不幸になるんだ？？
