今晩のご飯は何にしようかな?
冷蔵庫を開けるとキャベツがあった。
・・・・・・
豚肉のソテーとキャベツの千切りのサラダにしよう。
豚肉を買ってくればいいな。
スーパーに買い物に出かけソテー用の豚肉を買ってきた。
さぁ作るか!
まずはソテー用の豚肉を食べやすい大きさに切り、塩コショウを振って、フライパンに油をひき火をつけた。
最初にニンニクを入れ、色がついた頃に豚肉を投入。
いい感じ♪
焼いている間にキャベツを切ろう。
冷蔵庫からキャベツを取り出し
半分に切って、半分をラップに包んで冷蔵庫に戻そうとした。
ラップをある程度引っ張ったら、途中でちぎれて元に戻らなくなった。
「うわーこのまま放置するわけにはいかないよな」
爪で引っ掻いてちぎれた部分を繋ぎ合わせようとする。
しかし、何度やっても小さくちぎれて、もっと面倒くさい状態に。。。
肉をひっくり返さないと。。。
必死にラップに爪を立てるが、もうどこがスタートラインかさえ分からなくなった。。。
妻はババと電話をしている。
心の声「クソ、役に立たないな!」
ラップはあきらめ豚肉を焼きに戻った。
肉をひっくり返し、半分のキャベツを千切りにした。
5分ほどで豚肉が焼き上がり、ソースを作って盛り付けをした。
ご飯できたよ!
2階にいる子供達に「ごはーん!」と声をかけ食事を始めた。
妻もババとの電話が終わり、4人で晩御飯を食べた。
食べ終わる頃にはラップの事はすっかり忘れていた。
ご飯を食べリビングでテレビを見ていると。
妻がキッチンで片付けを始めた。
しばらくして、
うわっ!やっちゃった!
キッチンから声が聞こえてきた。
余ったおかずにラップを掛けようとしたらしい。
ちょっと出していたラップを引っ張って千切れたのだろう。
心の声「チャンス!」
どうしたの?
ラップが切れて元に戻らないのよ。
・・・・・・
ちゃんと戻しとけよ。使う時に使えないから。
私に命令するんじゃないわよ!
心の声「よし!これで俺のせいじゃない」
しばらく妻はラップと格闘していたが
あきらめて洗い物を始めた。
リビングに戻りテレビを見ていると、
あれ、何このキャベツ。
なんで半分しかラップが掛かってないの?
・・・・・
ヤバイ!半分しかラップできなかったキャベツをそのまま冷蔵庫にしまっていた。
ここは聞こえない振りをして、自分の部屋に避難しよ。
2階に上がろうとした時、
このキャベツは何?
なんでラップが半分しかかかってないの?
・・・・・・
半分で十分かと思って!
ウソつけ!
お前がラップを千切ったんだろうが!
ちゃんと元に戻しとけよ!
俺じゃない。。。