妻を誘って、奥多摩湖にドライブに行くことにした。
天気もいいし、明日ドライブに出掛けないか?
・・・・
どこに行くのよ?
奥多摩湖。
一度も行った事がないし、
明日は天気も良いし、絶対気持ちいいぞ!
・・・・。
お前と出掛けると、ロクな事が無いからな。。。
・・・・・
心の声
「この間の事をまだ恨んでるんだな。。。そもそも俺のせいじゃないだろ?」
2週間前の土曜日。
明日、電車で江の島に行かないか?
え?なんで?
江の島行ってなにするの?
湘南の海岸線を走って見ようと思って。
※海岸線をランニングしたいと言う意味
その間、お前は海を見ながら美味しい物でも食べてればいいじゃん。
朝出て、昼過ぎには家に戻ってくるから。
・・・いいわよ。
そうして、2人で江の島に出掛けた。
電車で2回乗り換えて40分程で江の島に着いた。
じゃ俺は少し走ってくるから、これ持ってて。
着替えなどが入ったカバンを渡した。
なんで私に渡すのよ!
自分で持って走りなさいよ!
え?持っては走れないよ。
私はあなたの荷物持ちじゃないのよ!
1時間くらいで戻ってくるからさぁ。
適当によさそうなお店でも入ってて。
そう言って、妻に荷物を渡し海岸線を走ることにした。
なんでよ!
天気も良く、とても気持ち良いコースだった。
鎌倉で折り返して、1時間ほどで江の島のスタート地点に戻り
妻にLINEを入れた。
LINE「今どこに居るんだ?」
どうやら、江の島に渡ってどこかの店に入ったらしい。
今から食べるから、そこまで来いと言う。
LINE「どこにある店?」
LINE「江の島に渡って、参道を突き当りまで行って、左に上る道があるから、そこから登って5分くらい」
LINE「有料のエスカレーターがあるけど、それは乗らずに横の道を登ったところにある」
LINE「わかった。今から行く」
スタート地点から江の島に渡り、人混みの中をかき分けて参道を歩き、
突き当りを左に曲がり、
エスカレーター乗り場を通り過ぎ、坂道を登って行った。
ここを登って5分だな。
しかし、
10分登ってもお店らしいものは無い。
「ぜんぜん店がない!」
「もう10分は登ったぞ。。。」
「走った後にこんなに登るとは思ってなかったぞ」
結局頂上まで登ったが、お店らしいものはなかった。
フッー、フッー。。。
疲れた。。。
妻にLINEを入れる事にした。
LINE「登り切ったところの広場にいる」
LINE「食べ終わったから、今行く」
「そもそもここで合ってるのか?15分は登ってきたぞ。。。」
少し先から妻が現れた。
美味しかったわよ。フレンチトースト。眺めも良かったし。
・・・・。
おまえ、5分って言ったよな?
頂上じゃないか??ここは。
え?ここ頂上なの?
5分くらいだったでしょ?
・・・・。
下から15分はかかったぞ!
そうなの?
この先に洞窟があるみたいだから、行ってみない?
・・・・。
心の声
「わざとだな。。。」
「走ってきた俺に山を登らせる為にわざと5分と言って、」
「わざわざエスカレーターには乗らないように指示して、すぐにお店に着く雰囲気を醸し出して、俺を15分も登らせたんだな。。。」
※江の島はケーブルカー乗り場みたいなエスカレーターがある。
はい、荷物!
あ、ありがとう。。。
さぁ行くわよ!
うん。
釈然としないが、
自分だけ楽しんで帰る訳にも行かないので、洞窟に行くことにした。
「疲れた。ビールが飲みたい。。。」
「洞窟行ったらすぐに帰ろう。。。」
こっちよ!
つづく。。。