2階の部屋でパソコンを見ていると妻の声が聞こえた。
ご飯できた！
晩ご飯ができたようだ。
作業の区切りをつけ、しばらくしてキッチンに行った。
今晩は牛丼だ！
妻と長男は食べ始めていた。
我が家はバラバラに食べ始める事が多いので、丼物の時は自分で盛るスタイルになっている。
心の声「すこし時間が経ったから、温めよう」
ご飯と呼ばれてから5分程してキッチンに行ったので、フライパンに入った牛丼の具を温める事にした。
弱火にして温め始め、その間にお椀にご飯を盛り付けた。
そうこうしていると次男が2階から降りてきて、ご飯を盛り付け始めた。
はい。
牛丼を盛り付けてくれとお椀を出してきた。
もう温まっただろうと思い、牛丼をよそってやった。
その流れで自分のお椀にも牛丼をよそった。
いただきまーす！
牛肉の味もしっかり出てて美味しいよ！
そうでしょ。
良いお肉が安くなってたから、今日はいつもより美味しいはずよ♪
子供達も美味しいと言って食べていた。
10分程で食べ終え、リビングでくつろぐ事にした。
30分程して「コト、コト」っと不規則な音が聞こえてきた。
なんか変な音がしてるぞ。
妻は気づいてないようだ。
不規則なので、聞こえたり、聞こえなかったりする。
なんだろう？
しばらくすると聞こえる大きさになった。
何この音？
妻も気づいたようだ。
誰かシャワーでも浴びてるのか？
子供達は2階にいるんじゃないの？
心の声
「じゃなんだこの音は？？」
ハッ！！
「もしかして牛丼の音！？」
慌ててキッチンに行くと妻もついてきた！
コトコトと妻が作った牛丼が煮込まれていた。。。
誰が火を点けっぱなしにしたのよ！！
心の声
「さすがに俺じゃないとは言えないよな。。。」
「しかし、証拠はないしな。。。」
おかしいな。。。誰がつけたんだ？？
お前しかいないだろ！！
煮詰まって美味しいかも。。。
