奥多摩湖のドライブに誘う前に、2人で江の島に出掛けていた。
この前の話。
妻が洞窟に行きたいと言うので、
江の島の頂上から、そのまま真っすぐに島の反対方向へ下って行った。
こっちにもたくさんお店があるのね。
頂上を反対側に下って行っても、道の両脇にたくさんのお店が点在していた。
下のお店より、ここの方が景色もいいし、食べ物の値段も安いんだな。
そんな話をしながら島の裏側に降りて行き、突き当たったところに洞窟の入り口があった。
とりあえず入場料を払い、洞窟内に入った。
途中、昔話のプロジェクションマッピングを見て、洞窟の奥までに行き、
「まぁこんなもんだろう。。」
と思いながら、20分程で出てきた。
良かったわね!
ああ。
洞窟も見たし、さぁ帰ろう。
・・・・・
せっかく来たんだから
あっちの岩場の方に降りてみましょ♪
心の声 え?
もう帰りたい。。
しょうがないので岩場に降りる事にした。
岩場に行くと、人もたくさんいて、釣りをしている人もいた。
とりあえず岩場を散策し始めた。
心の声
「帰る時は、今降りてきた山道を登って、さっきの頂上まで行って、反対側に降りないといけないのか。。。結構大変だぞ」
そんな事を考えながら岩場を歩いていると、
少し先に江の島に渡った橋のあたりが見えてきた。
「もしかしてこのまま岩場沿いに歩いて行けば、橋まで戻れるんじゃないか??」
「そうすれば山を登らなくて済むぞ!」
なぁ?このまま岩場を歩いて行けば江の島の入り口まで行けるんじゃないか?
え?行けるの?
だって、ずっと海岸線沿いに人がいるだろ?
いるけど、本当に行けるの??
行けるんじゃないか!?
そんな事を言いながら、岩場を江の島の入り口の方に向かって歩くことにした。
岩場が入り組んでいるので、なかなか先が見通せない。
本当に行けるの??
・・・・。
ちょっと聞いてみよう。
釣りをしている地元のオジサンっぽい人に聞いてみる事にした。
すみません。
このまま岩場をあっちに行けば、江の島の入り口に戻れますかねぇ?
今だったら、大丈夫じぇねーかな。
潮が引いてるから戻れるよ。
途中に3つ入り組んでるところがあるから、
そこさえ気を付ければ大丈夫じゃねーか。
女性でも大丈夫ですかねぇ?
すべらない靴だったら、大丈夫じゃねーかな。
スニーカーだったら大丈夫か。
ありがとうございます。
ところでこの辺は何が釣れるんですか?
!!
チヌだよ。チヌ!
あっちに河口があって、、、
メジナとか・・・・・
そこから10分釣りの話を聞かされた。
「長い社交辞令になってしまった。。。」
話が終わり、少し離れたところに居た妻のところに戻ることにした。
ずっとこちらを見ている。
長いんだよ!
なに話し込んでんのよ!
いや、行けるか聞いたら、オジサンがいっぱい話すんで。。。
で、なんだって?
行けるって!
じゃ行きましょう。待ちくたびれたわ。
海岸線沿いに橋のところまで戻ることにした。
途中、2人でおじさんのところを通り過ぎ、
気を付けてね。滑りやすいから。
はい。ありがとうございます。
ペコッ。
通り過ぎた後、
なんで「話が長げーんだよ!」って文句言わないんだ?
言う訳ないでしょ!
俺が言って来てやろうか?
黙って歩け!
そんな会話をしながら進み、2つの入り組んだところを乗り越え最後の難所に来た。
1mくらいの段差があり、岩場なので降りる場所が岩でデコボコしている。
どうするか?
上に登っても壁にへばりついて、行かないといけないし。
この辺から下に飛んだ方がよさそうだな。
段差は1m程度で、下の岩場を気を付ければ特に問題なかった。
よっと。
難なく飛び降りる事ができた。
心の声
「妻にはちょっとキツイな」
段の上にいる妻はどうしようか悩んでいた。
え?そこから行くの?
上に行ったら高くなるから、そこから飛んだ方が良いぞ。
どこに降りるのよ!
確かに着地する場所の足場が悪かった。
手を出して。
いい、こっちから行く!
そう言って妻は少し高い所から、下にある岩の上に足を降ろそうとした。
右足で岩の上に降りたが、次の左足を滑らせバランスを崩した。
キャッ!!
着地した岩から右側に転び
水たまりにお尻から落ちた。
!!
妻が水たまりに落ちるのを見ながら、変なところを打たないか?冷静に判断していた。
痛ッたー。
心の声
「見た感じ大きく打ったところはなさそうだな。。。」
なに黙って見てんのよ!
心の声
「やはり元気だ!」
大丈夫か??
大丈夫じゃないわよ!
変なところ打ってないか?
お尻が痛い!
まぁお尻からその水たまりに落ちたからな。
お尻から右足にかけて砂がついて濡れていた。
もぅジーパンがビショビショよ!
・・・・・
心の声
「それにしても見事なコケっぷりだったな。。」
心の声
「笑うな!絶対に笑うな!」
プッ。
なに笑ってんのよ!
笑ってないよ!
プッ。
お前のせいだろ!!
だから俺は下から行った方が良いって言ったじゃん。
下からの方が危ないわよ!
とりあえず、ズボンの砂を払い、橋の方へ向かった。
その後はスムーズに江の島の入り口まで戻ることができた。
駅まで歩き、電車に乗った。
始発なので空いてる場所に座った。
座らないのか?
パンツまで濡れて座れないのよ!
妻は自宅の駅まで立ったまま帰って来た。
お前と出掛けるとロクな事がないんだよ!
・・・・。
俺のせいじゃないだろ。。。
奥多摩湖編につづく。