ある休日の昼。
2階の自室でネットを見ていると
1階から妻と次男の会話が聞こえてきた。
次男がシャワーを浴びた後、
出掛けるの?
うん。バイト。
お昼ご飯は食べるの?
あと30分で出かける。
じゃすぐに作るわよ。
焼きうどんでいい?
うん。
どうやら時間がないので妻が作るらしい。。。
次男は2階の自分の部屋に入っていった。
2階で「ラッキー!あいつが作るのか」
「まぁ妻と俺の分は後で作ればいいか」
と思っていると、1階から妻の声が聞こえた。
ねぇまだお昼ご飯作らないのー?
まだ作らないよー!
フン!
いちおう私に作らせようと試みたみたいだ。
しかし、まだお昼前だし、次男の予定は俺には関係ないし。
あきらめて自分で作り始めたようだ。
しばらくすると。
キャー!!
1階から妻の叫び声が聞こえてきた。
「また何かやらかしたのか??」
「さわがしいヤツだな」
いつもの事なのでだれも気にしない。
10分ほどして。
次男君、ご飯できたわよー!
1階から妻が次男を呼んだ。
はーい!
ご飯を食べに次男は1階へ。
それから1時間ほどして、作業が一段落したのでお昼ご飯を作ることにした。
今日もラーメンにしょ♪
ラーメンを作ろうとキッチンに行くと。
お!肉と野菜があるじゃん!
フライパンに焼きうどんを作ったときに炒めた肉と野菜が残っていた。
あ!
妻が何かを思い出したようだ。
おまえ塩のフタ閉めただろ!!
本能的に「閉めた」は間違った答えだと感じ
閉めてないよ。
うそつけ!お前が閉めただろ!
閉めてないよ。
心の声
「何言ってんだ?こいつは。塩のフタ??」
5秒間、脳をフル回転させ思い出した。
あ!
心の声
「そうだ、昨日の夜」
「ご飯を作ったときに塩を探したら、」
「中蓋も上蓋もない食塩の瓶があって、」
「フタを探したら上蓋だけがあったので、塩をふった後」
「上蓋だけ閉めておいたな」
そのことか。。。
・・・・・・
閉めてないよ。
お前が塩のフタを閉めたせいで瓶の塩が全部入ったのよ!
心の声「さっきの叫び声はそれか!」
・・・・・・
俺じゃないよ。
しょうがないからお肉と野菜を足して味を薄めたのよ!
だからこんなに肉と野菜が残っているのか。
ラッキー!
まぁ俺じゃないけど
しょうがないからこの肉と野菜をラーメンに乗っけよう。
ちょうど良かったじゃん!
ウソつくんじゃねー!!
どこに証拠があるんだよ。。。