良いか悪いかは別として、男は一生懸命働いて家族を養い、妻は家庭を守るのが最低限の親としての責任だと考えていた。その役割が逆でも構わない。
自分が育った家庭がそうじゃなかったから尚更そう感じていたのかもしれない。
もちろん、妻を家庭に縛ったり、一方的に何かをやらせたりはしていない(つもり)
だから妻が仕事をしたい、習い事をしたいといえば、応援したし、それでよかった。
ただ、平日は私が朝早く出て夜遅く帰ってくるので、妻に自由時間は限りなく無く、
ほとんど家事は妻に任せっきりというか、長い間やってもらうのが当たり前になっていた。
そして時は流れ。。。
私が仕事を変えた事をきっかけに、朝は遅く出て夜は早く帰るようになると、
知らず知らず役割が増えてきた。
今日は生ゴミの日だから、ちゃんと捨てといてね。
わかった。
今日はプラスティックの日だから、ちゃんと捨てといてね。
うん。わかった。
今日は燃えないゴミの日だから、ちゃんと捨てといてね。
うん。わかった。
3週間もすると、毎朝、今日はなんのゴミの日だっけ?と気にするようになる。
家を出る前に、今日は何ゴミ?と自ら聞くようになる。
そして、
仕事が忙しくないんだから、週末くらいは御飯をつくってよ。
うん。わかった。
今日は疲れてるから、買い物もしてきて。
お金は?
お金払わなきゃ買えないでしょ。払っといてよ。
わかった。。。
今日の晩御飯はなに?
野菜炒め。
食べ終わったら、洗い物もしといてね。
うん。わかった。
洗濯機回しといて。
う、うん。
心の声「このペースだと1半年で立派な主夫に育ってそうだ。。。」
なんかツライ!