先日の土曜日にババ(義理の母)を連れて紅葉を見に出かけた。
その1週間前。
ねぇ、来週ババを連れて紅葉を見に行きたいんだけど、運転してくれる?
・・・・
いいよ。来週は予定もないし。
心の声
「たまにはババ孝行しておかないとな」
こうして、妻と一緒にババを連れて紅葉を見に行くことになった。
翌週の土曜日。朝6:30に車で出発し、ババの家に向かった。
ババを7:30にピックアップし、3人で道志村に向かった。
今日は道志村を抜けて山中湖までドライブしながら紅葉を見る予定だ。
Oniちゃん、ありがとね。朝早くから迎えに来てくれて。
※私はOniちゃんと呼ばれている。
うん。
ババも元気そうじゃん?
私は元気よ!昨日も10000歩歩いたし、動いてないと嫌なのよ!
毎日5000歩は歩くようにしているの。
週に4回はマージャンして、1日は卓球に行くでしょ、そしてこの間もドライブに誘われて行ってきたばかりよ!
すごい元気じゃん。
そうよ、あんた達には迷惑かけないわよ!
心の声
「元気なのは何よりいい事だ」
ババ、朝ごはん食べた?
ちゃんと作って食べたわよ。
毎日3食ちゃんと作ってるわよ!
この子達に免許を返させられたから、
買い物が大変で、それでも頑張って行ってるわよ!
まだ言ってる!
運転したら危ないでしょ!
※ババは3年前に娘たちに免許を返納させられたことをまだ恨んでいる。
・・・・
そういえば、マージャンに来る嫌なオジサンがいてさ。
マージャンのグループは2組に分かれてるんだけど・・・
そこからババはずっとしゃべり続けた。。。
ああでもない・・・
うん。
こうでもない・・・
うん。
もう嫌になって・・・あれこれ・・・。
・・・・・
心の声
「ほんとうに元気だな。。。」
1時間ほど走ると道志川沿いの道に入った。
ここからずっと山中湖まで渓谷沿いに道志道がつながっている。
しばらくすると遊歩道の案内が出てきた。
遊歩道だって、ちょっと行ってみよう。
いいわね。せっかくだから歩きましょ。
Oniちゃん、私ね、昨日10000歩歩いたのよ!
毎日5000歩は歩くようにしているの。
うん・・・。
心の声
「さっき聞いたよ。。」
「ちょっと歩かせて弱らせよう。。」
こうして3人で遊歩道を歩くことにした。
ババ、すべらない靴履いてる?
スニーカーだから大丈夫よ!
妻に向かって
お前も大丈夫か?
お前はすぐコケるからな。
うるさいわね!大丈夫よ!
紅葉もきれいで、空気も澄んでいて、気持ちの良い山道だった。
1時間ほど遊歩道を歩き、
無事に車に戻り山中湖を目指し車を走らせた。
すごく気持ちが良かったわ。
Oniちゃん、連れてきてくれてありがとう。
うん。
きれいな紅葉がみれてババは幸せだわ。
ほんと、Oniちゃんは優しいわね。
・・・・
ババ、俺はすごく優しい男なんだよ。
むかしから。
でも、
お宅の次女はこんなに優しい男を無下に扱うんだよ。
まぁ~、ダメじゃない!
あーちゃん、Oniちゃんにやさしくしなきゃダメでしょ!
※妻はあーちゃんと呼ばれている。
・・・・
さすがに高齢の母には反論しない。
・・・・。
しばらく車を走らせていると、道の駅が見えてきた。
ここでトイレ休憩にしよう。
野菜とかも売ってるだろうし。
ちょうどいいじゃない。
お土産も買いたいわ。
・・・・。
駐車場に車を止め
酒まんじゅうが有名なんだよな。
そんな事を言いながら車を降りた。
ボカッ
なに私の悪口言ってんのよ!
ババは元気に建物に向かっていた。
うううう。
ババ、お宅の次女が。。。